チョット前にChromebookを購入した。
大型家電店で見てから気になっていて、Amazon 新生活セールで
Lenovo Chromebook IdeaPad Flex 3i Gen8
が 3万円を切る値段で買えるので、えいやっとポチった。
Web閲覧やブロク作成などで、自宅の適当な場所、あるいは旅先で使おうと思っている。
キチンと認識しておくべきなのは、
あくまでも Windows PC のサブ機 である事だと思う。
N100 プロセッサ
購入したChromebookは、プロセッサがIntel N100で、主記憶は4GB、ストレージは64GB、液晶画面は12.2インチというスペックだ。
CPUであるN100は4コア・4スレッドで、CORE iシリーズに搭載されていたEfficient-coresというものを使っているそうだ。
Efficient-cores の特徴は、物理的に小さい、消費電力当たりのCPU 効率が良いということらしい。本来のCORE iシリーズプロセッサの中では、バックグラウンドで動かす負荷の少ないソフトウェア実行に当てるといった使い方をするとのこと。
Intelの中では低スペックなCPUだが、低消費電力で発熱が少ないものという位置付けで、動作が軽いChromeOSに特化したCPUだと思っている。
(Windows11が動作するミニPCもあるが...何に使うのだろう?)
アプリケーション
ChromeOSなのでWindowsのアプリケーションはそのまま動かない。
写真レタッチ、メーラー、家計簿、電子書籍リーダー(Doly)、写真リサイズ、年賀状作成、などが使えない。
WindowsOSをChromeOS上で仮想的に動かす方法があるらしい。何が良いのか理解できないが、そのような向きにはWindowsPCを購入したほうが良いように思う。
Androidアプリ(スマホアプリですね)をGoogle Playストアからインストールすることもできるが、使いたいアプリやAndroidアプリじゃないとできないものは特にない。
Linuxを動かすともできるようだ。Linux起動のためのターミナルアイコンが用意されている。色々とコチョコチョすると画像処理ソフトのGimp(画像処理ソフト)などが使えるようになるらしいが、スムーズに使うにはそれなりの高いスペックのPCが必要だろう。
アプリケーションの移行
使いたいと思っている機能の全てがGoogle Chrome上でできてしまう。ブラウジング、メモ、文書作成、表計算、LINE、FaseBook、Instagram、Dynalist、Gmail、Yahooメールなどだ。
Chromebookを初めて起動する際にはGoogleアカウントが求められ、以降の殆どをGoogleChromeブラウザ上で使用する。
つまりGoogleに身を委ねることになる。
それが嫌なら使わないほうが良い。
メール
メールチェックはメーラーで行うのではなく、Google、Yahooの各サイトで行う。
普段はデスクトップPCのメーラーで「読み」「書き」「保管」をしているので、後でメーラーで読み込むという作業が必要になる。なので自宅でのメールチェックは概ねデスクトップPCで行うことにしている。
GoogleやYahooのWebサービス上で全部済ませれば良いとは思うが、新たに覚えるのも面倒だし、メーラーにはこれまでの蓄積があるのでそのままにしたい。
Office EXCEL → Google スプレッドシート
チョットだけEXCELを使っている。デスクトップやスマホで共有すべくGoogleDriveに格納してみたが、スマホでEXCELを開くと表示が崩れてしまうのでほぼ使えない。
ChromebookでEXCELシートを開くと、スプレッドシートで開かれる。ちょっと列の幅が変わってしまったりするが、そのまま使えるようだ。
しかし、EXCELを使用しているものは数が少ないし、Androidスマホでもちょっとした入力ができると便利なので、Googleスプレッドシートに乗り換えることにした。
EXCELからスプレッドシートに変換ができるので、私レベルでは関数の問題などは無かった。
GoogleDriveに格納するので、基本的にインターネット環境でないと使用できなくなるが、オフラインモードをONにしておくと条件付きで使用できる。
オフラインで新規の作成は問題ない。(スマホで作成する気にはならないけど)
既存のシートに変更を加えた場合、他のPCで使用する前にChromebookをインターネットに繋ぎシートをアップデートする、といった同期を意識した運用が必要だ。
Office Word → Google ドキュメント
幸い Office Wordで作ったドキュメントで今後編集が必要なものは無さそうなので、放っておく。
新たに作るドキュメントでWordが必要はことは無いので、今後は全てGoogleドキュメントで作成することにした。
これもオフラインモードがあり、基本的な運用はスプレッドシートと同じで、ドキュメントの同期を意識して運用する必要がある。
テキスト メモ → Google Keep
Windowsでのメモ帳などのテキストや、Googleドキュメントにメモとして入れていたものは放っておくか、必要であればGoogleKeepへ移行することにした。
Chromebookではインターネット環境でないと使えなないといっていいと思う。
GoogleKeepをオフラインで使うためには、オンライン時にKeepに読み込みそのまま保持しておく必要があるようだ。なのでKeepアプリを閉じたり、Chromebookの電源を落としたりしてはダメである。
上記をしていれば、メモの変更や新規のメモを追加することができるが、スプレッドシートやドキュメントと同様に、同期を意識した運用が必要で、前記と合わせると運用は無理そうだ。
まあ、大したことはメモしないので、Chromebookがオフラインの場合はスマホで入力すれば良い。
写真関連
CPUパワーが無いし、使い勝手の良いソフトウェアも動かないので、RAW現像、写真レタッチなどは行わない。旅先で写真データをバックアップする程度だ。
ちなみにUSB接続のSSDはきちんとつながった。
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市販されているソフトは殆どWindowsで動く(Macでは動かないものは多数?)。なので初めて買うPCはやはりWindows PCが良いと思う。
使用するシーンは?
Chromebookを使うシーンを想像すると、おおむねWi-Fiがある場所だと思う。道端で開いて使うことはない。なので、フツーに使えると思う。
PC間で共有が必要なデータはGoogleDriveに置いて作業することで問題ない。
Windows PCとの物理的な違い
キーボード
キーの刻印が小文字のアルファベットなのはなぜ?(Chromebookはそうらしいが...)
DELキーが無い!!(ああ、スマホにも無いな。)とか、ファンクションキーが無いといった大きな違いがある。
キーの組み合わせで可能なのだが、使用する目的が限定的だとはいえ慣れが必要だ。
ファンが無い
低消費電力のCPUなので発熱量も少ないのだろう。ファンが無く静かなのが良い。
WindowsのNote PCには、たいがいファンが付いていて、ちょっとの作業でファンが回り耳障りな音がするが、これがないのは嬉しい。
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パット見おもちゃっぽいこともあるし、文教用?などど思うようなデザインはちょっとね...
というわけで、できることは限定されるが、割り切って使えば快適である。
ChromeOSも今後10年サポートと言われていて長く使えそうだ。
OSアップデートで重たくならないといいけど...
使い方を限定できる企業には安価に導入できるChromebookは良いように思える。教育現場での導入事例もあるようだがどうなのだろう?Windowsに慣れていたほうが良いのではないかと思う。
こう思うと、今後Chromebookの成長見込みが無いような気がしてきた...
GoogleはChromebookの販売はやめてしまったようだし...
またねっ ← (´・_・`)