Wi-Fiルーターが壊れました。
全然気にしていなかったので意外な感じで、ちょっと焦りました...
ざっくりなのになんだか細かいですが、個人的には面白かったので記録しておきます。
ちまちまとした比較があります。自分でも分からなくなっているところもあるので、最後の「で、どうなの?」以降で十分かもしれません(笑)。
BUFFALO WXR-1900DHP 以前のWi-Fiルーター
2015年頃に購入したと思われる。10年選手。
製品紹介の記事では評価環境がWindows7となっているのだから相当古い。
スペック
CPUコア
1GHzデュアルコア
無線LAN 準拠規格 ストリーム数
IEEE802.11ac/n/a 5GHz 3×3?
IEEE802.11n/g/b 2.4GHz ???
MIMO OFDM
最大転送速度
5GHz/2.4GHz
最大1300Mbps(11ac)
最大450Mbps(11n)
最大54Mbps(11a/11g)
最大11Mbps(11b)
5GHzと2.4GHzの性能差がよくわからないが、製品紹介ページによると最大転送速度は5GHzで1300Mbps、2.4GHzで600Mbpsのようだ。
アンテナ
5GHz/2.4GHz 合わせて?3本?
ビームフォーミング
機器を追尾し通信を安定・高速化する、どうやっているのか不思議な機能。
有線LAN
LANポート:最大1Gbps×4
INTERNETポート:最大1Gbps×1
IP規格
IPv6対応 (自動認識せず設定が必要だった)
USBポート
USB 3.0×1
凝ったことをやっていた
SSIDの変更
自分達で分かりやすいように変更。
SSIDの隠蔽
他の無線機器からWi-Fiルーターを検索できなくする。
MACアクセス制限
Wi-Fiを使うもの全て登録が必要にした。(のちにやめた)
NAS
IPv6
自動検出してくれず、それらしく設定しても、確認サイトのあるサイトではIPv6になっているが、別のサイトでは駄目だったりした。結局IPv6化できていたのかどうかよく分からなかった。
故障
複数のパソコンで使用するソフトウェアのデータ保管先にしていたNAS(USBポートに挿したSSD)のデータが壊れる?(書き込めない)ことがある。
Androidテレビ(AQUOS)やスマホで接続できないことが発生。
Wi-Fi接続はされているがインターネットに繋がっていない状態が発生。
最後は頻繁におかしくなって毎回リセットする羽目になりました。
なので、買い替えることにしました。
(故障しなければ、そのままだったと思います。)
BUFFALO WSR-5400AX6S/NMB 新規購入Wi-Fiルーター
スペック
CPUコア
1.5GHz トリプルコア
無線LAN準拠規格 ストリーム数
IEEE 802.11ax/ac/n/a 5GHz 4x4
IEEE 802.11ax/n/g/b 2.4GHz 2x2
MU-MIMO OFDMA実装
5GHz/2.4GHzにIEEE 802.11axが増えた。
Wi-Fi6(11ax)は転送速度の理論値がWi-Fi5(11ac)に比べて1.4倍速いらしい。
最大転送速度
5GHz
最大4803Mbps(11ax)
最大3466Mbps(11ac)
最大600Mbps(11n)
最大54Mbps(11a)
11ac比較で前機種より2.6倍早くなった
2.4GHz
最大573Mbps(11ax)
最大300Mbps(11n)
最大54Mbps(11g)
最大11Mbps(11b)
2.4GHzを使うとガクッと転送速度が落ちる!前機種より遅い...
アンテナ
5GHz:4本
2.4GHz:2本
ビームフォーミング
前機同様
バンドステアリングLite
SSIDを5GHz/2.4GHzで共通にしておくと、Wi-Fi子機との電波強度を判断し、遠くまで届く2.4GHz帯と速度の速い5GHz帯の帯域切替を自動で行うらしい。(使用しません)
有線LAN
LANポート:最大1Gbps×4
INTERNETポート:最大1Gbps×1
IP規格
IPv6対応 (自動的にサクッと認識してくれた)
USBポート
無し 大分残念だけど、キチンとNASを買った方がいいと思います。
「で、どうなの?」
一番の効果は、電波が強くなったことです。スマホアンテナが各部屋で多く立つようになりました。
高速なWi-Fi6は?サポートしているのは良いことでしょう。今後メインになる規格だと思われますし。
Pixel6aがWi-Fi6対応なので良いと思います。ところがどっこい、なのだけれど...
Pixel5a(5G)
Wi-Fi5・5GHzで接続している。
スマホのネットワークの詳細では、送信リンク速度約800Mbps、受信・リンク速度約650Mbps と表示されている。
Fast.comでの測定は(Wi-Fiルーターと同じ部屋)、送信速度約290Mbps、受信速度約400Mbpsである。
もちろん、何をしても全く問題ありません。
Pixel6a
Wi-Fi6・2.4GHzで接続している。
スマホ上のネットワークの詳細では、送信リンク速度 170Mbps、受信リンク速度200Mbps と表示されている。
Fast.comでの測定は(Wi-Fiルーターと同じ部屋)、送信速度約150Mbps、受信速度約150Mbpsである。
2.4GHzで使用しているのでちゃんと遅いが、体感的に全く問題ないとのことです。
Wi-Fi6の恩恵
MU MIMOやOFDMAで同時多接続や同時伝送が拡張されました。接続が切れないのは良いかもしれないけれど、同時に処理できるのは結局コア数で決まるのでは?と思うのですが??です。
しかも、Pixel6aを2.4GHzで繋いでいても何の問題はないので、今のところ何の恩恵も受けておりません。
(参考:デスクトップパソコンはケーブル接続。Fast.com測定で、送信約400Mbps、受信約700Mbps)
あれっ!!
1Gbpsは1000Mbps...
我が家のインターネット回線はフレッツ 光ネクスト ファミリー・ギガラインタイプ...
””回線速度は1Gbps””じゃん!!!!
快適なインターネット速度とは
Netflixが推奨するダウンロード速度は、4K 超高画質(UHD) で15Mbps以上。
SoftBankは「Netflixは15Mbpsでいいよ」でも最大10Gbpsの超高速通信が快適だとなんだかわからない事を言っている。
BUFFALOも高画質視聴に30Mbps、全てが快適なのは100Mbpsと...自虐的
結論
という訳で、私は生涯今のインターネット環境で十分で、10Gbps のインターネット回線や対応するWi-Fi6Eなどのルーターは必要ないことが分かりました。
※因みに、転送速度の測定値は毎回変わるし、スマホの状態でも変わります。スマホはいつの間にかリンク速度が低下することがあるので、ネットを見ていてギクシャクしてきたら電源OFF/ONをやったほうが良いようです。
高性能なWi-Fi環境はどんな時に必要なのだろう?
私の理解では、高密度のネットワーク環境の時。
つまり”沢山のデバイスが同時にデータの送受信を繰り返す”環境に必要、と理解しました。知らんけど...(笑)
最後に
こういった生命線的な機器は、ちょっとおかしくない?と思ったら早めに手を打つ方が良いですね。Amazonですぐ配送されて感謝です。
セットアップはとても簡単で、マニアックなことをやらなければ、ちょっと大げさに言うと電源入れるだけで使えます。
次に壊れるかもしれないのが、光回線を家に取り込んでいるNTTのONU(光回線終端装置。写真の左端のやつ)じゃないかと思うけれど、キチンと壊れて欲しいなぁ...
またねっ! ← (^^)/
参考: