夜中、犬のそらがゲホゲホいいだして目が覚めてしまい、早々に起き出して4時に出発した。
M340iは昨日洗車してあるので、すこぶる気持ちが良い。
エンジンを掛け、身支度を整えたらすぐにスタートだ。停車スタイルの暖機はしない。ゆっくり走って足回りも含めて馴染ませるのが良いと思っている。
とはいえ、足回りがどうのと言っている間もなく、蒸し暑さもあって水温計は直ぐに規定値に達してしまった。
例によって早朝の都内をユッタリと走り抜ける。この日は何故か大型トラックが多く、先が見えないのがしばしばだった。大きなトラックをさほど広くもない都内の道路を運転するドライバーには畏敬の念がある。しかし、寄って来られるととても怖いので、できるだけドライバーから見えるところを走るようにしている。
練馬ICで関越自動車道に乗り北上する。予定していたのは本庄児玉ICで降りて、神流町(じんりゅうだと思っていたら”かんなまち”と読むのです...汗)に入る予定だったが、つまらないし時間もあるのでコースを変更した。
花園ICでOUT。R140を進むが今回も有料道路は避け、荒川に沿って白鳥通りK82を選択し、皆野両神荒川線(みなのりょうかみあらかわせん)K37と進んだ。いつものコースになりつつある。
セブン-イレブン 秩父吉田町店で食料を調達。山霧が綺麗だ。ここはまだ秩父。
凄い水蒸気だ。今日も蒸し暑いということだろうか...
皆野両神荒川線K37から高崎神流秩父線K71へ右折し土坂峠(つちさかとうげ)へ。これは、前回も走った楽しめるルートだ。
土坂峠はトンネルで、埼玉県 秩父市と群馬県 神流町の境目だ。
R462にある道の駅 万葉の里(まんようかと思っていたら”まんばのさと”と読むのだw)で、早めの朝食とした。まだ時間も早いせいか、それほど暑さを感じることはなかった。
今回は、志賀坂峠には行かずR299を西に走り、十国峠を越えて佐久穂町へ出る予定だ。
R299の入口、黄色い看板には「この先 大型車両 通り抜けできません」と書かれている。情報筋によると自然災害で通行止めになっていることが多いそうで、通ることができる絶好のチャンスのようだった。
ここを右折すると、下仁田市、(富岡製糸工場の)富岡市につながっていて頻繁に車が出てくる。しかしR299は来る車も行く車もいない…
さあ、R299へ突撃だ。 う~ん、ドキドキする。
山深いところで、電線は無くなり人家の気配はない。後ろからも前からも車やバイクが来ることはなく、一人きり。当然、スマホは圏外だ...
舗装はしてあるものの、写真を撮っている所は良い方で、狭隘路、割れ目、段差、石ころ、が散りばめられていて、「本当に国道か?」と思わせる道だ。
展望が開けたので一休み。
更にちょっと走ると、一休みした場所が見えた。
北茨城でのパンクを経験しているので、ビクビク、ノロノロと走り、やっと十国峠に到着。立派な展望台があるので、期待して早速登ってみた。
こんな看板があるが...
靄ってよく分からなかった。こういう展望台にありがちなのが、手前に生える木をなんとかすべき問題だが、簡単に切ることはできないのだろう。
バイクのおじさんがいた。なんだか嬉しい。一人じゃないって素敵なことね ♫
展望台から見た群馬県側の道。山深い... 電柱があるのは、駐車場のトイレのためではなかろうか。(⊙⊙)
群馬県側のR299は案外道が良く、2車線路も出てきて気持ちよく走ることができた。
JR小海線にぶつかって、川上佐久線K2へ左折。小海駅から南東方向へまた山の中に入る。
所々狭隘路はあるが、途中小さな湖やキャンプ地があるためか、概ね問題なく走れる一桁県道だ。馬越峠(まごえとうげ)を抜けたところで視界がひらけた。
梓山海ノ口線(あずさやまうみのくちせん)K68で千曲川をまたぎ、穂坂路(群馬県道106、山梨県道610)に入った。
信州峠を越えたところで一休み。
遠くの山にゴジラを発見! 見えないかなぁ...w
そのまま穂坂路を南に下って、みずがき(瑞牆)湖へ。
山梨県道610はこのあたりで原浅尾韮崎線(はらあさおにらさきせん)に名前が変わる。何故だろうか?
このあたりまでは、気温が30度を越えることはなかった。
みずがき湖、塩川ダムからの景色。
みずがき湖の景観のポイントは、写真の左手にあるらしい今渡ってきた鹿鳴峡大橋(ろくめいきょうおおはし)のようだが、それよりも右手に見える名も無い小さな橋が気になったので撮影している。
山の中ばかりだったので、広々とした湖がとても気持ちいいい。我がM340iは、ここに来るまでに埃にまみれ、泥を跳ね、汚れってしまっている。まあ230kmほぼ山中を走ってきたのだからしょうがない。
みずがき湖から増富ラジウムラインK23にスイッチし南下。反対方向に行くと増富ラジウム温泉というのがあるのでこの名前がついているらしいが、湯治場なのか?寂れてしまっているのか?...
須玉の当たりで増富ラジウムラインを離れ、茅ヶ岳(かやがたけ)広域農道へ。ここまで来た道と違い、広々としたきれいな道なのだが、駆け抜けることはせず、ナビにも頼らずにのんびりと走った。
いい景色に出会った。後ろに見えるのは南アルプスの山々だ。真ん中のがおそらく甲斐駒ヶ岳だろう。
標高が下がり、だんだん気温が高くなってきた。
ここはハイジの村なるテーマパークのすぐそばで、向日葵がたくさん咲いており北杜市明野サンフラワーフェスなるものの会場だったらしい。
パット見、背が低い向日葵で、そんなに広く感じなかったので、写欲がわかなかった。人間の電池が切れかかっていたからかもしれない。
と…実は明野のひまわり畑といって、有名らしかった💦
富士山も、ぬっと姿を見せていた。これが最後に撮った写真だ。
島上条宮窪絵見堂線K616(しまかみじょうみやくぼえみどうせん)長いな... にスイッチし、その後はナビの地図を見ながら奥多摩方向へ適当に走ったので、通った道は定かではない。
たぶん山梨県道6号線から、甲府の街なかは嫌なので武田神社の前を通り、甲府山梨線K31で北へ走って太良峠を越えた。
今思うと、武田神社にお参りしておけばよかった。しかし、気温は30度を越えていたので...
甲府盆地の北側をかすめて、奥多摩へ入ろうと考えていたが... 甲府山梨線で塩山付近へ出たところで気温が34度...
電池が切れた... ( ´ー`)
ナビを自宅にセットし、勝沼ICまで導いてもらい中央自動車道に乗った。
談合坂SAでソフトクリームを食べようと思ったら駐車できず。藤野PAで休もうと思ったら駐車できず。石川PAで駐車できたので休んでいるうちに車の中は灼熱になっていて辟易した。気温は36度を越えていた ( •᷄⌓•᷅ )
ルートはこんな感じ。
走行距離:約400km 燃費:約10㎞/㍑
読みがわからない、あるいは思い違いをしている道が沢山あって面白い。
山深いところを多く走ったのではあるが、廃屋を多く見かける。若い人は都会に出てしまい戻ることは無いだろう。今後も消滅してしまう村落も多くなって、それに伴って道も荒れてくるのではないかと思う。
今回は午前中に勝沼まで走り切ることができている。結構なペースだと思うが、そんなに頑張った気はしなかった。
燃費が10km/㍑を下回らなかったのは、パンクしないように慎重に走ったからだろうかw
4つの峠越えをした。東京都→埼玉県→群馬県→山梨県→東京都と走って来たわけだ。県をまたぐと道路の整備状態が変わるのも面白い。
電池は切れたけれど、暑さに負けずに(車内は涼しいからね)「事故らず。壊さず。捕まらず。」楽しくドライブすることができた。
さて、次はどこを走ろうか。
ᐕ)ノシᵇᵞᵉ ᵇᵞᵉ